マラパスクアに遠征してきました。アニラオの状況に加えて、しばらくマラパスクアの情報についても瓦版でお知らせします。
■マラパスクアのマクロ事情
ニタリとマンタとハンマーヘッドで有名なマラパスクアですが、現地ガイド的にはマクロがお勧めだそうです。ハンマーは季節限定(3~4月)でしかも確率が低いのと、マンタやニタリも通年狙えるものの、絶対見られるわけではないので、そこにいけばたいていいるマクロ物をガイドがお勧めするのもわかる気がします。
セブ島北端、マヤにあるマラパスクア島への船着場には、各リゾート、ダイブサービスの看板が並んでたっていて、マクロ物も紹介されています。ニシキテグリ、カエルアンコウ、タツノオトシゴ、ピグミーシーホースあたりがマラパスクアの定番マクロとして認識されているようです。ハゼはガイドやゲストの間であまり人気がないよう。
今回潜ったポイントは、モナドショール3本、エキゾチックリゾートハウスリーフ、 パンタウパンタウ、ガトーアイランド2本、ライトハウス(サンセットダイブ)でした。このうちで、日本人ダイバーのマクロの好みに合うのは、エキゾチックリゾートハウスリーフ、パンタウパンタウ、ライトハウスでしょうか。ガトーは珊瑚はほとんどなく振るわないですが、オルトマンワラエビがいたので、魚魚目レンズ的にはよかったですが。以下、各マクロのポイントについて見ていきます。
1)エキゾチックリゾートハウスリーフ
今回潜った中では一番魚影が濃かったように思います。お金のかかっている漁礁があちこちに沈んでいて、各漁礁に生き物がちゃんと付いています。
水底は砂地でウミテングがたくさん。20年前のボラカイ島の名に恥じないホワイトサンドは海の中まで続いていて、アニラオのウミテングより写真栄えします。
お約束のアカホシカニダマシ。トウアカクマノミと一緒に生活しています。
このヒトデ、フィリピンではチョコレートチップスターフィッシュと呼ばれていて、マラパスクアではあちこちにいますが、アニラオにはほとんどいません。
このウミウシのようなものもアニラオでは見ないです。ここのハウスリーフではあちこちにいました。
モナドショールでニタリと会えなくても、ここにもぐればコンクリートのニタリとツーショットが撮れます。
他にはコガネシマアジ、ツムブリ、ムレハタタテダイなども。このハウスリーフは、エキゾチックリゾート宿泊者のみが潜れます。写真を撮るダイバー的には、マラパスクアで一番楽しかったかも。
2)パンタウパンタウ
ガイド氏的には、ピグミーシーホースとゼブラクラブを見せたいポイント。
ピグミーは、アニラオのデッドパームにいるのと同じタイプ。アニラオのもおなか大きかったですが、マラパスクアのも子持ちでした。写真提供あらださん。ありがとうございました。
マラパスクアは指示棒禁止なので、ゼブラクラブを発見するのも撮影するのも大変。指示棒禁止で西洋人のゲストがおおいので、イイジマフクロウニをひっくり返したりなかなか出来ない雰囲気です。ガイド氏も積極的に見せようという努力はしてませんでした。ということで、自主的に発見して撮影。
ニライカサゴ? 全体的にガレっぽいエリアにピンクのきれいなソフトコーラルが生えています。アニラオでいうと、サンビューが比較的近い感じです。
ストロボあたると鮮やかなピンクでした。
オトヒメエビ、なかなか大きくて縞々が綺麗な子だったので、寄らせてもらいました。
今回潜ったエリアではどこもウミウシは少なかったのですが、リュウグウ系がちらほら、ガイドも指してくれます。イボウミウシ系もいますが、ガイドは指しません。コンペイトウウミウシは見つかるウミウシの中では比較的フォトジェニックな方でした。
今回潜ったエリアでは、もっとも魚魚目(虫の目)レンズ向きの被写体と出会った場所でした。
ちなみに、パンタウとは、台所の流しのことだそうです。
3)ライトハウス
日没時からナイトダイブに入りました。ここのウリはニシキテグリのメイティングとタツノオトシゴ。
ニシキテグリのお気に入りサンゴがあって、直径2.5メートルほどのサンゴにウジャウジャ。そこの頂上でもっとも多くのメイティングが見れます。中腹でもカップルが成立していますが、頂上がすごいです。20回ぐらいは見られました。写真を撮るなら頂上付近にポジショニングです。こんな写真が撮れるはず。写真提供あらださん。ありがとうございました。
ニシキテグリのメイティングに魚魚目で挑んだのは初めてで、十分に寄りきれず残念。でも、マラパスクアのニシキテグリは滞空時間が長いようで、タイミングが合えばもっと近くまでいけそうです。
20分ほどニシキテグリを堪能して日が暮れた後はナイトダイブ。ガイド氏の予告どおり、タツノオトシゴがたくさん。魚魚目レンズでナイトダイブも初めてだったので、設定が。。。。
巨大なカニも登場。
4)がトーアイランド
マラパスクアから1時間。他のポイントより遠めのポイントです。貝が異常に多いポイントで、買い好きの○すさんには、最高のポイントだったよう。
シャークケーブでは大きなホワイトチップシャーク4匹。穴に突入しましたが、魚魚目射程距離にはもう少し。サメを怖がったバディにお尻をむんずとつかまれたのが印象的でした。
伊豆の魚魚目写真によく登場していたオルトマンワラエビさん。アニラオで見た記憶がなかったので、一人興奮して魚魚目レンズで突撃していましたが、ロナルドが指してたじゃんと指摘され、「?」。いるならいるって言えよー。
次回チャンスがあったら、他のポイントも見てみたいですね。
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