マグダレナダイブリゾートの名前の由来

YouTubeで「山田五郎 オトナの教養講座」というチャンネルをご存知でしょうか。美術史を軸に、絵画の背景や人物を掘り下げる教養系チャンネルで、私は絵心ない割には以前からファンで、基本全部見ています。

本日アップされた題材が「マグダラのマリア」でした。これは取り上げないわけにはいかない、と思った理由があります。

マグダラ → マグダレナ

マグダラのマリア。英語では Mary Magdalene。スペイン語圏ではこれが「マグダレナ(Magdalena)」になります。

そうです。皆さんご存知のダイビング宿、「Anilao Villa Magdalena Dive Resort(ヴィラマグダレナ)」の名前、もとをたどればここにつながります。

リゾートの名前が決まらなかった話

今を遡ること13年前の創業当初、リゾートの名前はなかなか決まりませんでした。いくつか候補は出ていたものの、どれもしっくりこない(例を挙げろと言われると、恥ずかしくてできません。。)。

そんな中、奥さんが挙げていた名前のひとつが「マグダレナ」でした。フィリピンの国民的フォークシンガーソングライター、フレディ・アギラーの楽曲「Magdalena」にちなんだものです。日本では加藤登紀子(『紅の豚』のジーナさん!)が「息子よ」でカバーした、Anakの作詞作曲者です。

日本出稼ぎで苦労しつつも家族のために頑張る女性をモチーフにしたこの歌(これは多分日本語バージョン。オリジナルの出稼ぎ先は、マニラの歓楽街として有名なマビニ地区。アニラオがるのがバタンガスのマビニ町と、同じ名称なのは、ある意味運命?)が奥さんは好きで、候補として上がってきました。ただ、奥さんは仏教徒。私は隠れキリシタンですが、二人で始めるリゾートに、キリスト教由来の名前をつけることに少し迷いがあって、候補の一つとして宙に浮いたままになっていました。

母の洗礼名

その頃、私の母と話をする機会がありました。リゾートの名前の候補をいくつか話しているうちに、母がぽつりと言ったんです。「あら、マグダレナ、これは私のクリスチャンネームよ」と。

息子として知らずに40年近く。母の洗礼名なんて知りませんでした。つか、プロテスタントの母が洗礼名を持っているはずも、本当はない気がしないでもないような?

奥さんが好きな楽曲から見つけた名前と、母が持っていた洗礼名が、偶然同じだった。このことを知って、これはもう決まりだと思いました。

今ではマグダレナちゃん

「世界は女性で回っている」とよく言いますが、ヴィラマグダレナに関しても、その言葉がそのまま当てはまります。奥さんと母、2人の女性によって、このリゾートの名前は決まりました。

山田五郎さんの動画では、マグダラのマリアを描いた絵画をもとに、彼女という人物を丁寧に読み解いています。宗教的な文脈だけでなく、美術史の視点からも非常に面白い内容です。彼自身、がんと闘いながらの動画投稿ですが、こうやって飄々と生きていく姿も、もし仮に自分が将来病気になったとしても、励ましになると思ってほぼ毎回欠かさず観ています(そういう氏もカトリック教徒でしたね)。

マグダラのマリア=マグダレナは、キリストの死と復活に臨場した、結構な重要キャラ。ダビンチコードではキリストの妻であったりというのは知っていましたが、この動画でさらに様々な要素を学ぶことができました。ただヌードを描きたかった画家の題材にされていたりとか。

フィリピンにおける人物としての「マグダレナ」は、ちょっと古めの名前なので、その名のついた人には会えていませんが、フィリピン人には一般的な名前です。

マグダレナダイブリゾートのロゴは、ハイビスカスを髪にさしたフィリピン美女とソンブレロ島の横に沈むアニラオの夕日です。

このロゴ作成にあたっては、奥さんに「あの人ナンパしてきて」なんて無茶ぶりをされた、今から思い返せば微笑ましいエピソードもありました。

今はそのロゴから生まれたマグダレナちゃんが、リゾートの座敷童子?として、影に日向にリゾートをサポートしてくれています。

マグダレナちゃん、最初の最初は、リアルバージョン。

2025年9月の中旬すぎから、ブログのトップ画像に登場するようになりました。当時のAIの画像生成力は、今から振り返るとシンプルですね。

今後ともよろしくお願いします

日本人には発音しにくいマグダレナ(未だにマグレダナとか言われたり。それはそれで棚からぼた餅っぽくて尊いかも)。

現場で質問されたときには、口頭で説明してきたこともあったのですが、よく考えてみたら、ブログにもその下りはなかったみたいで、ここでまとめてみました。

こんな経緯で決まったマグダレナの名前です。あ、ちなみに、マグダレナ、フランス語になると、お菓子で有名なマドレーヌです。

蛇足で締まりましたが、そんな経緯で決まったアニラオマグダレナダイブリゾートを、今後とも宜しくお願いいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました