フォトダイバーサポート強化

3月最初の営業日を迎えたアニラオ。水温26度前半。天気が良くて植物プランクトンが喜んでいて、透視度は少し悪目です。

アニラオの午前の海

強化中の朝食。いつもどおりな感じのフィリピンっぽい朝食の中で輝くのは、アーモンドのはいったかぼちゃサラダ。一手間が美味しいです。

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昨日組んだマイメインカメラに、充電したバッテリーを入れて動作確認すると、右のストロボが光らないことが発覚。Retraのストロボで代用するように組み替えるも、SNSでコメントをいただき、放電し尽くしたストロボは電源を入れっぱなしにしておくとチャージすることがあるというアドバイスに従ったところ、無事右ストロボ復活。アドバイス、ありがとうございました。

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Retraのストロボは結局取り外して、LSDをつけてコンデジスヌート貸し出し用に後日再登場してもらおうと思います。

1年以上ぶりのマニュアルカメラを使った本日の課題は、距離に応じた絞りの把握、と重量のあるカメラを持ったときの中性浮力の調節でした。

シャッタースピード1/00。レンズ焦点距離最短でf10くらい。少し距離のある撮りごろの距離でf7.1。

奥さんが随分前に発見したカテドラルのハナビラクマノミの「まろ」。自然界のことなのですでに天寿を全うしているかとおもいきや、いました。しかも、大きさほぼ変わらずの、2番手以下。1番手になってメス化して卵を生むようになるのは、まだまだ先か、このまま最後までトップを取れずなのか。

アニラオのマロハナビラクマノミ

ミナミハコフグさん。

アニラオのミナミハコフグ

しばらく過ぎて、名前がずっと出てこなかった、ホシベニサンゴガニ。数が少ないわけではなくて、いるエリアにあまり行かないのと、ほじくる手間を自分でかけてこなかったのがご無沙汰の原因。

アニラオのホシベニサンゴガニ

マニラ在住で水中写真に興味を持ち出した方にとっての初期の課題である、
1)普通撮り(黒抜きとか青抜きでなく)するときのカメラの基本設定
2)ストロボなど外付けの器材がきちんと作動/同調する
3)意図した構図で撮る
4)トリミングなど基本的なデジタル処理技術
にお付き合いできる勘を取り戻した半日でした。

まだまだ先は長い水中写真道ですが、1)2)止まりの方には、ぜひ3)4)を意識して水中写真を楽しんでいただきたいと思います。

強化中のランチは、おから団子うどんと、多分マグダレナ初出の巾着寿司。デザートは自家製芋けんぴ。スタッフの作れる料理の比率が少ない、奥さんに負担の高い、だけど美味しい構成でした。早くキッチンスタッフがこういう料理が作れるようになるとよいのですが。

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良さげな夕焼けのあとは、浮遊系のナイトダイブへ。ここでの水中写真サポートのねらいは、コンデジを使った浮遊系ナイトダイビング撮影時の、ベターなセッティングを探る、でした。

海と夕焼

最新の(とはいっても発売から1年以上たっている)TG6は、日本で足止め状態なので、コンデジ愛機のTG4を使用。今回は、ISO400(100と200で試したら、露出不足でダメ)、絞り優先モード、ストロボ強制発光、採光は中央スポット、ZOOMは少しテレ側、でした。

今晩はイソギンチャクの多い夜で、泳がない彼らは格好の被写体。クラゲとイソギンチャク、おなじ刺胞動物門の動物なので、よく似てますね。

イカも、静止時はかなり撮りやすい。

アニラオ浮遊系ナイトダイブ

透明なものもまぁまぁいけます。

アニラオ浮遊系ナイトダイブ

小さなエビは少しブレですが、まぁ及第レベル?

アニラオ浮遊系ナイトダイブ

オトヒメエビも。

アニラオ浮遊系ナイトダイブ

透明で動くものは難易度が高いです。ホソカクレウオの仲間とか。

アニラオ浮遊系ナイトダイブ

ウツボのレプトケファルス幼生は、反射した眼が流れました。

アニラオ浮遊系ナイトダイブ

内蔵ストロボでのコンデジ撮影でISO400固定と採光の中央スポットは正解。絞りは絞った設定で撮影しましたが、開け気味でも撮るべきでした。TGには物理的な絞りがついてないとも聞いているけれど、シャッタースピードが絞りを開けたほうが稼げるのかも。次回の課題にします。

マニラダイバーで水中写真にお悩みの皆さん、一緒に上達するスタンスでアドバイスしますので、お気軽にお声がけくださいませ。

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