フィリピン台風シーズン、アニラオのダイビング中止を決めるのは誰か

フィリピンの台風シーズン、アニラオでダイビングを止める判断は、ダイブショップの判断でイケると思っても、マビニ町の水上活動禁止令が優先されます。8月28日の金曜、その通知が夜に出ました。

西風の日、アニラオのダイビングはどこで潜るか

西風が強いときは、半島の東側へ移動してかつ安全を考慮して陸の近くで潜ります。対岸のマリカバン島には渡りません。

今日は朝から曇りがちで、風は昨日よりも強め。ファンダイブのゲストさんには車で半島の東側へ移動してもらい、そこからボートに乗りました。島側や沖には出ずにマイニットやバブルスなど、陸寄りで2ダイブ。風は強くなったり弱くなったりで、無理をしなくて正解でした。

昨日体調不良でトレーニグ延期したお一人も、本日無事認定。おめでとうございます(^o^)

アニラオは東西に地形が分かれているので、片側が荒れてももう片側で潜水可能が強み。西風なら東、東風なら西。

マービンがいない日、メンテナンスはニコイチ

メンテ担当のマービンが車でダイバーを東側のエントリー地点へ送っている間、ケネディとクラリッサの2人がメンテの仕事を肩代わり。

犬のベージュが数多く出して警戒活動をしていた海側の破れたチキンネットを、2人がかりで金網に張り直し。時に強くなる風で落ちそうな枝や木は、3人のなかでは一番背が低いクラリッサが背伸びしてカットしてくれました。

ケネディとクラリッサ、2人合わせても、まだマービン1人分には届きません。なんだかんだでマービンもダイビング業界に勤めて13年。蓄積の知識と判断力は伊達じゃないです。二人には、少しずつ追いついてもらいたいですね。それには、何事もやってもらわないと。

そういえば、今朝4時から停電して、朝の発電機はマービンとガードマンでつけてくれたのですが、いざ止めたい時に、マービン運転外出中につき、ケネディに指示したら「できません」と。以前教えたのですが、忘れてしまったみたいで、もう一度教えて、次回停電時には最初から終わりまで発電機のオペレーションをやってもらいます。

学生たちはブコをほじる

学生グループでダイバー以外は、今日は泳がないということで、時間を持て余しているので、奥さんの発案で、ブコ(若いココナッツ)をほじって食べることに。

ダイビングから戻ってきた車を使って、マービンと買い出しへ。学生の何人かも付いて行って、「I♡Anilao」のTシャツを買っていました。ココナッツを割るのはケネディだと心配なので、タンクのチャージを控えていたマービンが引き受けてくれました。相変わらずよく働きます。

ブコは果肉の柔らかい若いココナッツで、フィリピンではおやつとして普通に食べます。日本に入ってくるのはほとんどが成熟したココナッツで、この薄いぷるぷるした果肉のブコはまず見かけません。飛び抜けておいしいわけではないけれど、現地でしか味わえないものではあります。ココナッツジュースを飲んで、スプーンで果肉をこそげて、みんなで食べました。

3連休前夜に出た、水上活動の禁止令

8月28日の夜7時過ぎ、マビニ町からウォーターアクティビティのサスペンション(水上活動の禁止令)が出ました。翌日から土日月の3連休で、マニラから来られるゲストも少なくない見込みでした。

背景には、バタンガス州に出ていた大雨警報があります。細やかな天気予測は無理でも、この手の警報が続いているときは、まとまった雨になることもなくはない。町としては、通告を出しとけばあとから文句を言われないでしょう、といった状況だったと思います。

その一方で、海況だけを見れば大したことはない、というのが現場の感覚でした。船は出せるし、陸沿いなら十分潜れる。ダイビングリゾートで保っている町なのだから、地域のビジネスの邪魔はなるべくしてもらいたくないのは、昔からの現場の感想です。本当に危なかったら、それはきちんと判断しますが、現状と机上の乖離は、ここでも起きていますね。もう少し海に詳しくて、肝の座った、責任の取れる人が町の判断ポストに付いてほしいものです。

出してしまった以上は、状況を見つつ、早く解除してほしい。けれど、こちらのお役所が素早く真っ当な判断を下すと信頼を置くわけにも行かないので、明日到着のご予定だったゲストには、夜遅くの連絡になってしまいましたが、延期をおすすめする通知を送りました。

潜れたとしても、よい海況でないのは確実なので、いずれにせよ、明日は一日陸で大人しくするのが正解ですね。日本から来られていて、明日が最終日の学生さんたちには、できれば潜ってもらいたいものですが、明日の海況と町の判断をみてから最終的に決めましょう。

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