セーヌ川の少女アン

ゲスト到着前の準備完了

10月最初の土曜日を迎えたアニラオです。本日も結構混み合っていまして、受け入れキャパシティ一杯。ご予約受付できなかった方々、すみませんでした。

スタッフの方は大人数対応にも慣れてきたようで、早め早めの準備をするように心がけています。

初心者組には器材の組み立てもやってもらいたい気持ちもあるので、出発前の混乱を省くために重器材は組んでボートに積み込んでおく段取りも、混んでいるときのもどかしさです。特に今回は、器材の組み立てを教えない疑惑のあるスクールでオープンウォーターを習われた一団がいることにあとになって気づいた次第。次回忘れていなければ、彼らには器材の組み立てをしてもらおうと思います。

石一つで、いろいろなボケを披露するベージュさん。今日は、左フックにやられました。ぶぐしっ。

CPRマネキン、君の名は。

明日、久しぶりにEFR(救急救命法)のトレーニングがあるので、教材の確認。人工呼吸時に胸が膨らみにくくなっていたマネキンの胸部を開けてみると(なにげに剥がすの初めて)、肺の袋の下部が外れていたのが原因でした。

で、このCPR(心肺蘇生法)マネキンさん、ノルウェーのメーカー、レールダル製ですが、名前がついていて、その名はAnne(アン)。

19世紀にセーヌ川で水死体として発見された身元不明の少女がいて、当時の慣例でデスマスクを作って保管してあったものが、不思議な笑みを浮かべていて後に作家のモチーフになり様々な物語とともにヨーロッパに広まっいった。その悲劇だが様々な想像を掻き立てる少女を、同じような事故の悲劇を繰り返さないための練習用マネキンに採用したのだそう。身元不明だけあって、アンは本名ではありませんが、今や世界中の救急救命法普及家にとってとても有名な女優に成長しました。

ちなみにレールダル、もともとは玩具メーカーだそうです。

レールダルの正式な製品名は、「レサシアン」。蘇生を意味するResuscitationとAnneをつなげて作った名前です。ですので、正式にはレサシアンというのがよいのでしょうが、なんだかクラシアンみたいなので、ここは女性らしく、アンさんと呼びたい。誉れある、世界最初のCPR練習用マネキンです。

フル機能のものは40万円ほど。マグダレナにあるのは、その簡易版のLittle Anne(リトルアン)です。

明日のお一人以外に、11月にも3名EFRとレスキューを受講される方がいらっしゃいますので、2024年後半、アンさん活躍の機会が多いですね。頑張ってもらわねば。

ボートダイブでは

ボートファンダイブの方は、深いところから浅いところまで様々な海の生き物たちが観察できました。深い順に行くと

写真提供あらださん。ありがとうございました。

先週初出だった新しいデザート、名前を控えるのを忘れていたのですが、カリフワスイートポテトでした。

朝食の中華おこわもよかったですが、豆腐汁がまた優しいお味でした。

ランチは牛丼で胃を満たす。

珍しくトレーニングのなかった土曜日の静かな夕に、赤い太陽が沈んでいきます。明日も楽しんでいきましょう。

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