本日金曜日、台風7号は遠ざかりつつありましたが、海況がコロコロと変わる一日でした。午前中は比較的穏やかでしたが、午後になると波が高くなってきました。

午前は通常運航、午後は早めに切り上げ
午前のファンダイブはボートで通常通り出航。水温29度です。

午後もボートは出せましたが、早めに帰ってこれたので、リゾート前で降りることができました。午後の遅い時間になるほど波が高くなるのが雨季の傾向です。
スタッフは、ボートが出航した後に植木の手入れなどをしてくれていました。雨季ですがたいして雨は降らないこと数日。本日も曇り空で屋外作業には暑すぎず良い条件です。洗濯、部屋の清掃、ダイニング準備、ダイブショップ運営といった通常業務の合間を見つけて、メンテナンス系の仕事も進めてくれます。本当にありがたい。


クラリッサの誕生日
金曜日なのでいつものスタッフミーティングも実施しました。今日はクラリッサの誕生日だったので、スタッフ同士でお祝い。本人は少しシャイで、照れながらも喜んでいました。今年一年、仕事をしながらいろいろな経験を積んで、より良い大人になってもらえればと思います。
サンゴの産卵、中止という苦渋の決断
夜のサンゴの産卵について。昨日が第二期目の本命日でしたが、前夜祭後夜祭もあるのがアニラオのサンゴ産卵祭り。今日潜れば産卵に立ち会えるはず。
本日入られた方は、帰任が決まったそうで、来年はもうフィリピンにいらっしゃらない、今回ぜひ見ておきたいという方でした。昨日からマニラに来られている方で、あまりの荒天で見合わせた方も、ぜひ見たいという方も。できれば潜ってもらいたかったのですが、海況が厳しい状況でした。
昨日と同程度に海が悪く、夕方にはさらに悪化。まだ明るい5時過ぎに、荒れたこの状況の海にエントリーできるかどうか、まず私が実演してみました。これが余裕でこなせないと、暗い夜はさらに無理な道理。私は慣れているので、足元が全く見えない状態で波を受け、波が来たら引き返しやり過ごしタイミングを見計らってエキジット。これをこの方々にやらせるのは危険があると判断しました。
若い頃の自分なら挑戦させていたかもしれません。ただ、これまでのダイビング経験で、ちょっとした甘さで怪我をするケースを何度も目撃してきました。悪い予感がする時はやらない。「逃げ」に思えるかもしれませんが、遊びのダイビングで怪我をするのはダメです。だめ、絶対。
本当にラストチャンスだったので、産卵を見てもらいたい気持ちはありました。それでも「危険ランプ」が脳裏に点灯している時に決行してよいことはないです。
私自身は昨日も暗い中で上がってこられましたが、同じことを彼らにさせるのは違う。足元が全く見えない海底で怪我をしないよう、血を流さないよう、波を受けて溺れないようにしながら上がるのは、思うほど簡単なことではないです。小さな波でも、重い器材を背負った人間はいとも簡単に波に翻弄されます。苦渋の決断でしたが、夜のサンゴ産卵ナイトダイブは中止にしました。
産卵を見るなら台風シーズン前がいい
アニラオのサンゴの産卵は年に2回、4月末から5月上旬の第一期と今くらいの時期の第二期で見られます。基本的には台風シーズン前の1回目で見るのがオススメです。2回目になると、今年は早い方ですが、このように台風が発生して影響することがあります。
ラフな海でのエントリー・エキジットの鉄則
冒頭画像のマグダレナちゃんは、マスクもレギュレーターも外して上がってきています。ですが、こういうラフな環境では、上がり切るまでマスクとレギュレーターを絶対に外さないのが鉄則です。波を受けてもマスクがあれば視界が確保できます。万が一波を受けて転倒してマスクが飛んでも、レギュレーターを咥えていれば海水を飲むことはありません。
実際にラフな天候でエントリーやエキジットをする際は、ダイビングのエントリー時の3つの鉄則、BCDに空気を入れて浮力の確保、マスクは必ず着用して視界の確保、レギュレーターかスノーケルを咥えて呼吸の確保。この3つがあれば、すぐに溺れることはまずないです。
ボートダイブが主流のアニラオ的には、こんなラフな天候でビーチエントリーすることはまずありません。それでも、上記ダイビングの3つの鉄則は知っておいて損はないと思います。
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