ゴマモンガラ注意報、久しぶりに戦って過呼吸

月曜日のゲストさんのいないアニラオです。

奥さんの亡くなったお母さんの誕生日が近いので、家族で毎週のように通っていたというリグポアイランドへ、線香をあげにスタッフと行くことに。

雨天中止としていましたが、出発前にギリギリ雨やみました。

めったに行かないダイビングポイント。ソンブレロまでの距離感と比べると、倍以上ですね。

一度しか潜ったことがないポイントだそうで、後学のためにEJボートのオーナー兼ダイブガイドのエルウィンも参加。

基本透明度はそれほど良い場所ではないですが、全体的に透視度の良かったアニラオの海の影響を受けて、平均的リグポより、良かったと思います。

ハナダイ枠では、スミレナガハナダイが多数見られます。

ロナルドがガイドなので、細かいものもチェック。つるピグ(デニス)がいそうなウミウチワもあったのですが、デニスピグミーはついていませんでした。もう少し探せばいるのかも。

2箇所潜りましたが、南側、北西側の両ポイントとも、大きなドロップオフがあります。深いところは、多分70メートルくらいあるのでは。

くぐれれそうな亀裂や穴が3~4箇所あるのも、他のポイントにはない特徴ですね。サイドマウントダイバーなど、くぐり抜けが好きな人にもおすすめです。

2本めで折り返したのは、ちょうど進行方向にゴマモンガラが見えたところででした。君子危うき気に近寄らず。

とおもったら、ペアだったみたいで、もう一匹がエルウィンを襲撃。さっき通った時には見えなかったのに、どこからでてきた? 左足かじられる。

カメラのストラップを落としつつ、逃げるエルウィン。本人のカメラのがどうして落ちるのかと疑問に思いながら、一旦離脱したゴマモンガラの隙をついて、拾い上げました。

そうしたら、今度はこちらに完全ロックオン。やばいです。体長は大人の肩幅くらい。背中を向けて逃げると、どこを噛まれるかわからないので、後ろ向きカエルキックで目視しながら後退。

直前まで迫ってきたらフィンでピーカーブーを作り、カウンターキックをを叩き込むっ。のですが、2回目まではうまくいったものの、一旦防御でフィンを揃えて楯にしてしまうと、視界からゴマモンガラが消えてしまう欠点を突かれました。

三度目のアタックでディフェンスを越えられて、胸元までの接近を許すことに。結局右手に持っていたゴープロパンチでかじられることなくテリトリーから脱出できました。

眼の前のゴマモンガラ。

泳ぎよりは、格闘のドキドキで、その後、自分ダイビング史上3回目くらいの過呼吸気味に。オープンウォーターダイバートレーニングの教材にもありました。「疲れてしまったら、何かにつかまって休む」。はい。しっかりそうさせていただきました。いや、呼吸によって死ぬかと思いました。

お客さんに同じ思いはしてもらいたくないので、6月~9月くらいの間の、ゴマモンガラ放卵期間、特に彼らに近づかないように、ガイドに伝えておかねばと強く思った久しぶりのリグポアイランドでした。

この顔にピンときたら、刺激しないように現場離脱。

落とし物を拾ってあげるおせっかいは、往々にして、こういうトラブルフラグを立てることになってしまいます。

後で聞いたら、エルウィンが海中で拾った、半分ゴミのストラップだったらしい。

噛まれたエルウィン、血は出ていませんでしたが、しっかり痣になっていました。

昼過ぎに戻ってきて、まだ曇り空なので、スタッフは物置の整理。曇りでも、いい感じのサウナ程度な室温です。

明日は、マニラにいって、しばらく買い出し担当から外れていたスタッフの、お買い物思い出しツアーです。

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