台風が抜けて、蒸し暑いアニラオです。
砂地大好きなウキウキのお母さんをのせたボートはサイムシムへ。
久しぶりに潜りましたが、こんなにウミエラたくさん前からいましたっけ? ウミエラは、英語ではSea penといいます。確かに、小さい個体はペンみたいですよね。
久しぶりの大柄なミミックオクトパス。自分で掘るよりは、他の生物のほった穴を借用することの多いこの子たち。
最後は穴の深さが足りなかったのか、両腕を出して降参、となったかとおもってビデオを止めましたが、力を振り絞って勢いをつけると一気に全身無理やり小さな穴に格納するいじらしい姿は撮影できず。
シークレットベイに山ほどいるガンガゼとガンガゼモドキ。上面中央の丸くてくりくりしたのは、目玉ではなくて肛門なのですが、そこに棲むカニがいたりします。このガンガゼ集落には3個体いました。
リゾートにある図鑑には載っていませんでしたが、Webを検索すると、ナデガタムラサキゴカクガニ(Echinoecus pentagonus)であることがわかりました。
最近Webマーケティングの知見も得るようになってきていて、ナデガタムラサキゴカクガニの月間検索件数を調べてみると、0件。どれだけ人に知られていないやつなんでしょう。学名のEchinoecus pentagonusほうだと、月間10人調べた人が痛みたいです。
ガンガゼの肛門は、それはそれでなかなかにきれいなものですし、中央にある肛門から伸びる5条の筋は青色で美しいです。刺さらない程度に注目して、その美しさを愛でつつ、万が一肛門にこのカニを発見したら、幸運を噛み締めつつも、臭いところに棲むこのカニと共感できる部分を探してみるのも良いかもしれません。
定位置は肛門内ですが、たまに針の方にまで出張していることもあるそうです。
近似種にムラサキゴカクガニ(Echinoecus nipponicus)というのもいるそうで、こちらは肛門ではなくウニの下辺、口の方にせいそくするのだそう。上にナデガタ、下にムラサキ、なんて2種類共生(寄生?)していたら激アツですね。今度はウニの口当たりも探してみよっと。
カメラ転落防止柵の支柱のいくつかが欠落していたカメラテーブル、木曜大工マービンによってなおりました。
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