ガイドの腕前アップにはカメラが必須|命の綱渡りとニモのリアル

マクロの海・アニラオとガイドの実情

月曜日のアニラオです。市場へでかけー♫はしません。マグダレナではたいてい市場へ行くのは水曜日。

アニラオといえばマクロ写真の聖地とまでいわれることがありますが、全ガイドが凄腕マクロガイドというわけではありません。日本のハイアマチュアの方のガイドが務まるのは、全体の2割割程度の実感。

生き物の種類、その生息環境、観察の仕方、写真の撮らせ方、それでいて複数いる写真ゲストをまとめるという高度なスキルを身につけるのはすぐにできるものではないですし、天賦の才能もいくらかは必要です。

カメラ経験はガイド力を上げる

誰を育てるべきかはいろいろあるのですが、とりあえず今日は、アルフィーにロナルドのガイディングを観察してもらうことに。と、カメラももって入ってもらい、ゲストにじゃまにならないように撮影もしてもらいます。

自分で撮らないと、撮っている人がどうしてもらいたいのかわからないからです。カメラ水中コンデジで人気No.1の最新TG7。

撮れた写真は、まぁ。。。もともとテクニカル系のダイバーなので、写真の方はまだまだです。気長に育成するしかないですね。

腕前の良いゲストさんがカメラで切り取った本日のアニラオの水中世界はこちら。水温26度。

写真提供Underwaterphotographyさん。ありがとうございました。

午後のアクアガーデンでは、カエルアンコウトリオ。黒黒赤でした。

ハッチアウト観察、まさかの…

ハウスリーフのカクレクマノミの卵ハッチアウト観察、もともと数が少ないし、イソギンチャクの傘の下から露出している時間が長くて危ないなーとおもっていた、8丁目のニモ、卵全滅していました。

綺麗さっぱり食べられていた模様。昨日の様子からすると、まだ卵黄がはっきりしていて、ハッチアウトまでには程遠い状態だったので、誰かに食べられてしまいました。

昨日の卵の様子。これが今生の別れとなりました。ある意味、遺影?

ハッチアウトのタイミングばかり考えていましたが、そこにいたるまでに生き残る必要がそもそもあるのが、大自然なのでした。こうやって命を綱渡りで繋いでいくんですね。

今日亡くなった命の鎮魂と、明日生まれる命に感謝する夕日でした。

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