10月2日水曜日のアニラオです。波は大分収まってきました。水温28〜29度。

すぐ隣がマレーシアですから「フィリピンに固有種はいない」が持論の私ですが、ほかではなかなか見られないけれど、アニラオでは成功率の高い生き物がいたことに、アニラオ初めてのフォトダイバーのゲストさんとの会話を通じて気づきました。
その生き物は、オリビアシュリンプ。マニラからのダイバーさんなら、雨季で西風の強いときでなければほぼいつでも見られるチャンスのあるエビで、日本からのゲストさんが一緒の場合は写真の順番を譲って、せめて生存確認のために証拠写真でもとっておくかくらいの地位になってしまっていますが、高確率で見られる海は、他にはなかなかないみたいです。

アニラオでお見せしているポイントには、ずっと前(ブログで最も古い記事は2009年)から同じ場所に複数個体生息しているので、機嫌が良ければ観察しやすい位置に出てきてくれている子です。
ほかであまり見られなくて、アニラオではこれ!でおすすめできるという意味では、オリビアシュリンプが一番なのかもしれません。
他に人気の、ヘアリーフロッグフィッシュやツノカサゴ、トゲツノメエビ、コールマンズシュリンプなどは、他の海でも結構いますものね。
あとは、ルソンハナダイとフトモイハナダイも、他のエリアにあまりいなくて、「ハナダイといえば深場」の定説からはずれる40メートル以浅(ルソンは20メートル代)でほぼ確で見られるという意味では、アニラオならではの生き物なのかもしれません。


最終的には、ゲストさんが見たいものが一番の推しになるのは、間違いありません(でも、イルカとかマンタとかジンベエザメとか言わないでくださいね。いってもいいですが、応えられないのだけツライです)。
皆さんの、「こんな生き物に出会いたい」リクエスト、お待ちしております。
あ、そういえば、アニラオで近頃探し続けているサークルドドラゴネット(日本では通称ザマミテグリ)は、慶良間諸島でニシキテグリの代わりに見られるそうです。

ダイブショップでは、ブーツとサンダル置き場のペンキ塗り。「触れないでください!!!新しく塗装」は、クラリッサがGoogle翻訳で日本語を見つけて書いたもの。便利な世の中になったものです。そして、見て書いたとはいえ、私より漢字も平仮名もうまいような。。。


朝食は、海苔ののった大振りなサラダと、甘くないロンガニーサ。昼食はカレーでした。


今日も良い夕日でした。こうなってくると、雨季もそろそろ終わりですね。

コメント