水中写真講習:TG7で始めるフォトダイブ
土曜日のアニラオです。連日の夏日。暑さに焦らされた体は海に沈めて冷やすべし。
ボートのファンダイビングでは、「出戻り」のあらださんが激写。写真提供あらださん。ありがとうございます。









ボートが出た後のハウスリーフでは、PADIデジタルアンダーウォーターフォトクラファーコース。

日本からアニラオに来られる方は、ベテランフォトダイバーが多くて、「釈迦に説法」の初歩的内容かもしれませんが、今改めてコースを見直してみると、カメラを初めて持った人には、有益な情報が詰まっていると思います。
写真はスマホで撮る時代が到来して久しいですから、そもそもコンパクトデジタルカメラさえ手にとらないで育ってきている人たちがこれからの新しいダイバーの主流層になるのでしょう。
などの方におすすめです。
特に、ハウジングの掃除などは、買ってついてきたマニュアルを読んだだけではわかりにくい、「これくらい汚れが取れていて、グリスで湿っていれば大丈夫」という実演を実機を使って練習できたのがよかったみたいです。
ハウジングを開け閉めする前にベージュに触ってそのままじゃダメってことも、犬好きのゲストさんにはちゃんと伝えておきました。動物の毛はカメラ水没の原因として結構な上位にランクイン(当社比)しています。
今のカメラダイバーはほぼ全員OM system(旧オリンパス)のTG7ユーザー。生徒さんも私も同じ機材を使って教えることができるのは、大きなアドバンテージです。
レクチャー後、2ダイブ。生徒さんには写真を撮ってもらいつつ、私はしれっとニモの卵チェックです。本日は9家中、6家に卵があるという豊作ぶり。産み付けられている卵には、ちゃんと生き残ってもらいたいです。






ニモ家#2は、観察を続けて約1ヶ月で卵の存在が認められたことがないです。ついているニモ2匹(他の家は3匹以上)の身体が小さいように見受けられるので、もしかしたら、産卵できるほど体が育っていないのかもしれませんね。
教わったことを意識しながら撮影して、かつ編集も施した、本日の出来栄え。







超初心者にしては、結構よく撮れていると思います。今後も楽しみながら撮影を続けていってもらいたいです。あ、あと撮影者あるあるの、バディ無視の置いてけぼりひとりぼっちにならないように、気をつけてねと、今後何度も繰り返すようになりそうです。
「センセイ」の、同じカメラを使った参考画像はこちら。






今日も良さげな夕日の後は。


サンセットダイブ。通常アニラオでサンセットダイブというと、ニシキテグリの放精抱卵を狙うものだったのですが、ハウスリーフのサンセットダイブにはそれなりの意義があることが最近わかって励行しています。
1)エントリー時に真っ暗でないので、ナイトダイブ初心者にも入りやすい。
2)ダイビングしてから、晩御飯が食べられる。ついでに言えば、晩酌ものんびりできる。
です。ここにもう一つ、ハウスリーフで見られる目玉イベントが追加されると、なお美味しいということで、ニモさんたちには、日没後の早い時間でのハッチアウトを期待しつつ、観察を続けています。
今までの観察データでいくと、明後日月曜日の夜が一つの家のハッチアウト予定日。ハッチアウト日については前回まででデータをとっているので、今度は孵化の時間のタイミングを特定できたら、超グッジョブです。
夜は、昨日誕生日だったにも関わらず、仕事で忙しくてお祝いできなかったマニラゲストさんの、持参バースデーケーキでのお祝い。


おめでとうございました! 明日も楽しんでいきましょー。
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